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 岸和田地車(だんじり)祭りへ行こう


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岸和田だんじり祭り知っ得情報  

         岸和田地車祭300年記念祭(平成14年(2002)9月)

           挙行するに当たって 知っ得情報  


   
 
[岸和田地車祭300年の起源]  

 元禄13年(1700)時の岸和田城三代城主岡部長泰公が京都伏見のお稲荷
 さんを城内三の丸に勧請建築されたのが起源。それまでの祭りは藩士に限ら
 れ、濱方には戎さん、町方には辻つじの祠さん、村方には鎮守の森さんを敬
 い庶民の祭りごとを楽しんでいた。元禄15年(1702)藩士に限られていた祭
 りが広く濱方(漁師)、町方(商人)、村方(農民)・(今の三郷)に開放された。

 当時の地車らしきものは、長持ちに車をつけたような物で「5尺に2尺5寸の車
 付引檀尻」で太鼓打ち一人が乗り、その上で神楽獅子を舞いながら城内の三
 の丸に奉られた稲荷神社に詣で、二の丸御殿の前ではにわか芸など披露して
 お殿様のご機嫌を伺い、お褒めの言葉を賜りしのち町々を練り歩いたとある。

 今も城内三の丸稲荷神社には往時の地車が奉納されている。
 爾来、岸和田地車祭りの形態が変遷をたどっているのが、昭和の初め頃まで
 祭りは神事として執り行われており、世の平安無事と五穀豊穣を祝い、前の日
 は塩かけ神事・後の日は神様をもてなす行事として、各町の分相応の芸事を
 披露し共々に年一度の祭りを自祝したとある。
                                          

   
 
[岸和田地車祭りとしての9月14・15日の起源]  

  明治5年(1872)8月大鳥神社・枚岡神社の祭日をもって村々神社の祭日と
  定める旨のお達しが堺県より公布。
  当時の暦は全て旧暦で諸事万端を取り仕切っていた。岸和田村においても
  暦は全て旧暦を採用していた。

  明治5年(1872)11月、太陽暦採用につき12月3日を1月1日とする旨の
  お達しが堺県より公布される。

  この太陽暦採用によって、諸事万端を取り仕切っていた各村々の祭りごと
  は、新暦・旧暦入り混じっての各村々の事情に合わせて執り行われた。

  今日の状況はまさにその名残である。明治9年(1876)1月神社祭日改定
  についてのお達しが堺県より公布される。

  岸和田旧市21町の祭りごとは先人の先を見る確かさで間髪をいれづ、太陽
  暦採用による新暦の採択を支持、今日の休暇法とやらで祭礼日取りを不安
  定にせず、9月14・15日は天下国家が変わろうが頑固に固定し岸和田地車
  祭りを今日に継承している。

   歴史の重みと地車文化の継承はいささかの揺るぎの無い証左である。

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(※ 日取りの変更・130年ぶり)

(平成18年祭礼より諸般の事情により協議の結果9月祝日「敬老の日」の前の  
  土、日となりました)


   
 
[岸和田地車祭り300年記念祭の挙行]  

 上記、岸和田地車祭りの歴史に基づき、平成14年9月8日(日)正午より岸和
 田地車祭り300年記念祭を挙行いたします。

 記念事業として、次の事業を行い共々に祝いたいと存じます。
  @三の丸神社に「報告参詣」と「寄進」・・・9月7日(土)午前10時・実行委員
   会全員・記念撮影・奉納
  A絵画の贈呈・・・21町の総意として、市長をはじめ役所関係者、祭礼町
   会、祭礼年番の出席のもと「浪切ホール」に岸和田のパワーを表現した約
   300号の絵画贈呈式・・・9月7日(土)午後2時

  B地車の記念曳行と各町毎の記念式典・・・9月8日(日)正午より・岸和田
    駅前にて実施
  Cギャラリーサービス・・・地車の展示(臨海線に11台・濱疎開道に10台・・・
    約20〜20分位)9月8日(日)
  D住民サービス・・・日ごろなじみの薄い町への曳行(下野町・南町方面に21
    台の地車曳行)9月8日(日)


   
 
[む す び]  

  時代を受け継ぐ私ども、「岸和田地車文化」を誤り無く次代に託さなければな
  らない私どもの責任と致しまして、上記、記念祭を21町の総意として挙行
  し、「岸和田地車文化の歴史に新しい1ページを刻む」とともに、「風格の岸
  和田」「豪快華麗な岸和田」を全国に発信するものであります。

               平成14年7月吉日 岸和田市地車祭祭礼町会連合会


 参考資料 2002年 年番冊子  
 岸和田城



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